メモ帳

かべうち日和

ぶらり下北沢下車の旅

田舎者の迷子話。

何時ぞやのA3!コラボポスターを展示されているお店の画像が少しだけ。
※撮影許可済みです※

観劇という趣味に出会って、初めて下北沢へ行ってきました。
計画を立てて行ったのではなく限りなく偶然に近い形で。


LND遠征で東京行きは確定していました……が。
直近まで足の手配を忘れていた為、ソワレ前に到着する便。
これが悪い意味で遠征慣れという事を学習しました。

しかし、フライト当日はまさかの降雪予報。
ホテルパックで予約をしていたのですが、そのお陰で手数料等不要で時間変更可能に!
これ幸いと朝一番の便に変更して観光へ!!
新国立でZ席に並ぶつもりが初台到着手前で上演時間がブッキングすることに気付き、急遽下北沢へと思い立った訳です。

f:id:az_i:20190228110635j:plain:w250
演劇祭最中という最高のタイミング。
気になる演目を手早くチェック。選り取り見取りな演劇の街。
到着は朝10時。深く調べずに直感で「行きたい!」と思ったところに絞ることに。
そこからは、万全の状態で当日券チャレンジに臨むべく劇場の位置確認。

数年前のLive遠征振りの下北沢。
当時は初めて来たこともあって、迷いに迷ってました。

どれくらい迷ったかと言うと……
現地で友人と待ち合わせをしていたのに、駅を出て駅に居ました

何を言っているのか分からないですけれど、駅に居ました

とは言っても、あの頃は今以上に地図を読むことも、地形を覚えるのも下手だった。
一度訪れた土地で同じ轍は踏むことはあるまい。
そんな思いを胸に散策開始。

雪が舞う――どころか、吹雪く下北沢を歩く。歩く。
時間に余裕はあるので、暫くは劇場と思われる場所にぶつかるまで地図使わず黙々と。
緩やかな傾斜の細道を上り下り。
目に入る建物はレトロな雰囲気で、田舎者が描く東京とは異なる空気。
外装は新しいのに、周囲のレトロな雰囲気に溶け込んでいる不思議な場所。
ただ歩いているだけで、何故だか楽しくなっていました。とても寒かったけど。

そんなこんなで、
最初に辿り着いたのは――

下北沢駅でした。

まるで成長していない。
※以前のLive会場すら通らなかった

「不要不急の外出は控えて~」なんて繰り返し聞いていましたが、まさにこのこと。
流石に風邪を引いて帰る訳にはいかない。
大人しく地図に従って場所確認を終わらせミスドに駆け込みました。

ホットパイとミルクティーのぬくもりが五臓六腑に染み渡った頃。
Twitterのフォロワーさんから、演劇好きにはたまらないお店があるとの情報。
当日券販売まで時間を潰せたらいいなぁと思いつつ、いそいそと足を運ぶと――

なんか入口に見覚えのあるポスター

見覚えどころかアプリで見れるイラストのにぼしポスター

驚きすぎて二度見。写真撮るのを忘れる程の馴染みっぷりで、別の意味でもびっくり。
A3!と下北沢でコラボしていたことを、ここにきてようやく思い出しました。

扉を開くと専門店というより、木材を基調としたお洒落な雑貨店のような雰囲気。
「場所を間違えた?」なんて思ってしまうような印象。
よく見るとフライヤーが区域別に分かれて棚に置かれていました。
そして、右のテーブルに公演DVDにプログラム。壁にはサイン入りポスター。
入店数秒で考えが改まる。紛うことなき専門店。
沢山の劇団の作品やグッズが並び、ただ見ているだけで楽しい。
気になる劇団のDVDを探してみたところ、店員さんがお声を掛けて下さったり。
そしてまさかの同郷。東京で地方小劇場や劇団のお話に花が咲きました。

f:id:az_i:20190228110648j:plain:w250
第26回読売演劇大賞で話題に上がった「夜、ナク、鳥」のサイン入りポスター!

f:id:az_i:20190228110744j:plain:w250
と、その隣にコラボポスターも。
1年前くらいの企画なのに丁寧に展示してくださって有難い限り。

f:id:az_i:20190228110759j:plain:w250
店内には公演ポスターに混じってコラボポスターが至る所にありました。

それから店内を進むとテレビでは公演映像が。
f:id:az_i:20190228110815j:plain:w250
プロモーション映像かなと思ってみてると、なんと流通している映像!
椅子あり。交流ノートあり。マチソワ間の休憩にとPOPあり。飲食OK。

ここがオアシスでは?

飲食可能ではあったのですが、飲み物の販売もしていました。
この手のお店はべらぼうに高い価格で成り立ってるんだと私は知っているんだ……。

f:id:az_i:20190228110830j:plain:w250

大劇場の自販機より安い

もっと調べてくるべきだったと後悔しました。
こんな小劇場が沢山あるだけでなく、こんな素敵なお店もある街。下北沢。

買い物の方は目当ての商品が店舗欠品。
本当に見に来ただけとなってしまい心苦しいことに。
それでも、店内案内だけでなく下北沢の演劇イベントや演劇祭の当日券についてなど、多岐に渡って親切にしてくださり、次は必ず買い物して帰ろうと心に誓いました。

本当にありがとうございました!
演劇グッズ専門店「観劇三昧 下北沢店」: 演劇動画配信サービス「観劇三昧」

教訓

  • 劇場までの案内情報をしっかりみる
  • 下北沢には際限なく時間が過ぎるお店があるので覚悟しよう
  • 人混みや複雑な道はなくとも、坂の高低差と統一された街の雰囲気で人は迷う


余談ですが、本来搭乗予定の便は欠航していました。
観劇も。移動も。予約も。
何事も行動に早すぎることなどない。